今年豆アジばかり釣れるのは何故?|第3回 卓上アジング講座

茨城県北エリアは今シーズン豆アジが中心で10cm〜20cmぐらいの個体が多い印象でした。常夜灯通信とブログで謳ってることもあり、常夜灯下の調査に限られますが、茨城県北のアジは年々サイズが小さくなっていると感じています。

何故、茨城県北エリアの常夜灯下のアジは年々小型化しているんでしょうか?
アジングの伝道師こと34の家邊社長が興味深いお話しされていたので動画を貼っておきます。

ズバリ、アジが回遊しなくなった原因は絶対数の減少だと。明快な答えですよね。

茨城県北エリアでの体感としては、2014年あたりから徐々釣れなくなり、サイズも小型のものが増え、2017年〜2018年は最も釣れにくいシーズンだったと思います。それが今年になってどの堤防でも豆アジが釣れるような状況に変化した感じです。

サイズは小さいので食物連鎖の観点で見ると成魚の何倍もいて当然かもしれませんが、豆アジが多い理由についてはすっきりしない部分が残ります。

茨城県北エリアの沖や沿岸で例年以上に産卵し、その幼魚が沿岸に押し寄せていると仮定すると、大きいのは漁師さんが根こそぎ採っちゃったなんてことはないと思いますが、今シーズンの冬の水温が例年より暖かく、安定していたことが理由の一つに挙げられるんじゃないかと思っています。

まだシーズンは終わっていないかもしれませんが、来シーズンは成長した20cm〜25cm前後のアジが顔を見せてくれるのか、今シーズン同様豆サイズのままなのか、回遊そのものが減ってしまうのだけは勘弁してほしいですが、現時点では何とも言えない状況です。今の豆アジが成長して戻ってきてくれることを期待したいところですよね。

卓上アジング講座では、未だ明快な答えもメソッドも出てきてないですが、毎回すっきりしない謎についても引き続きブログに残していきたい思います。

水温16度。気温5度。鼻水垂らして無事終了。

寒さが怖いと感じる40代。夜の気温は5度。常夜灯を離れるのはアジが先か、己が先か。ヒートテックの上にトレーナーを着て、フリースの上にゴアテックスのジャンパー。パンツも2重に履いてカイロを2袋ポッケに入れて挑みました。

常夜灯の明かりがついた頃スタート。薄暗い中ファーストヒットはゴンゴンとイシモチに似た暴れ方でアジではない様子。えいっ!ってぶち抜いたら、ウミタナゴのらしきシルエット。

予想外の黒鯛。アジングで鯛を釣ったことがないとちょっと前に書いたばかりですが、まさかの鯛に記念撮影。

そろそろ水温計で釣り場の温度を測っておきたいところ。今日の水温は16度。この場所もいつアジが抜けてしまってもおかしくありません。

常夜灯が効いてきた頃、アジが連発。投げれば釣れる状態ですが時合いは短くだんだんと手がかじかんできて、釣りがいっそう雑になります。

連発は終わっても、アジは定期的に回遊している様子でポツポツと釣れます。指先の感覚はほぼなく、頼りのカイロも貼るタイプのものにしてしまったせいか、全然あったかくないTT

顔面を直撃する北風にさらされながら、鼻からキラリと輝く一筋の液体が。
「試合終了のゴングだ」と自分に納得して退散しました。

茨城北部もシャローエリアはそろそろ厳しいかもしれません。シーズン最後のアジングを楽しみたい方はお早めにどうぞ。

イージーなアジングの中、痛々しい傷跡に心を苛まれた。※グロ注意

以前傷だらけのイシモチを釣った場所ですが、大型の捕食魚が回遊しているようで、痛々しいアジが釣れることがあるんです。今日はいつにも増して傷だらけのアジが多かったので、写真に収めることにしました。海の中の下克上、アジという魚が置かれる厳しさ。グロいので苦手な方はそっと閉じてください。

こんなに痛々しいアジが釣れることも珍しいですが、必死に餌に食らいついているところを釣ってしまう罪悪感と、一方で待ち構えている猫にアジを分け与えてしまう罪悪感に苛まれました。様々な命に自分自身が関与してしまうことの意味を考えてしまいます。

傷の場所も様々でしたが、一番多かったのは腹部で、大型の魚はアジの弱い部分を下から食い上げるように捕食しているのかもしれません。

もちろん、生きのいい無傷のアジも釣れました。常夜灯付近に回遊していて活性も高いので、アジ自体はイージーに釣れてしまいます。


10cmに満たないような豆チビサイズも食らいついてきました。何度か書いていますがこんな季節まで豆チビが釣れてしまうのは不思議です。

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