昭和の釣りセットでアジングをしてみたい

知人のおばさんから譲り受けた釣りセット。ご存知の通りthe co.はアジングしかしないので他の選択肢はないです(笑)見るからに昭和の香り。多段変速ギア付きのスーパーカー自転車に竿を巻きつけてさっそうと釣り場へ走り出したい雰囲気。

今回のざっくりしたスペック

ロッド
いわゆる398円のちょい投げ竿。長さは170cm(5.5ft)ぐらい。

リール
流星DF-102R。ナイロンの4号あたりが巻かれていましたが、この太さで軽量ジグヘッドを扱うのは困難なので余っていたアジングマスターの0.3号を巻き変えました。ドラグ機能なし、右ハンドル。

まずは日頃使ってるルナキア LK582S-LSにヴァンキッシュの1000番でいつもの豆アジング。まだ日が沈む前ですがポツポツと釣れます。

一旦腹ごしらえをして、常夜灯が効いてきた頃再スタート。今日は豆アジの群れにぶつかったようで、キャスト後すぐにあたる状態。アジメバアーミーを使うとアジをひっかけずにルアーを回収する方が難しいぐらいの状況。

ここで昭和の釣りセット投入。ハードモードに切り替えです(笑)
普段左ハンドルなので出だしからモタツキますが、アジメバアーミー0.6gをつけて両手を使ってなんとかキャスト。イメージの半分ぐらいの飛距離しか出ません。静まり返った夜の常夜灯下、一人だけガジャ、ガジャとリールの巻取り音を鳴らす中年男性。ガジャガジャ鳴るリールでアジングしてる人なんて見たこないし。アジング警察に見つかったら叱られるレベル。

0.6gのジグヘッドでは操作感が皆無なので、フォールカウント、リールの巻き取り量をイメージして体に染み付いたパターンを再現すると

じゃじゃ〜ん。釣れました。もはや入れれば釣れる状況なので道具はあんまり関係ないですね(汗)意外だったのはアタリはちゃんととれること。ドラグは効きませんが、グラスロッドがいいいなし方をしてくれてます。

操作になれずもたついたり、キャストし直したりしていつもよりロスが増えますが普通に釣れます。今回はアジがどこにいるか分かっているので何匹も釣ることが出来ましたが、このセットだけではリグが浮いているのか、沈んでいるのか、流されているのかも分からないので相当ハードルが高いと思います。素直にアジング用の道具を使うことをオススメしますw

今年も春〜初夏のアジは神出鬼没。足を使って探すしかないかも。

今シーズンの茨城県北のアジですが、今の所豆サイズしか釣っていません。豆アジとはいえ、釣れる場所とそうでない場所が明確に分かれていて、入れパク状態になることもあれば、粘ってもアタリ一つないこともあります。昨日釣れたからといっても翌日釣れるわけでもなく、この時期特有の難しさを感じます。

常夜灯付近に付いたベイトの種類もコンスタントに変わっているので、夏に向けてのシャッフルが繰り返されているようです。

回遊にぶつかれば、数釣りも楽しめます。1-2時間で2〜30匹ぐらいでしょうか。腕に自信がある方ならもっと数を狙えると思います。

先日初アジをゲットした近所のポイントですが、1時間以上粘ってようやくチビメバルをひねり出しました。釣り上げられそうなサイズのまとまったアジはまだなのかもしれないですね。

ご近所シャロー、今日はアジング記念日。

雨も上がったのでコンビニついでに近所のシャローで軽く調査したら待ちに待ったアジが姿を見せてくれました。結局1匹だけでしたが、通い慣れたポイントには別な思いがあったりします。

小学生の頃、この場所で398円の竿で釣りをしてた同級生がアイナメをかけて竿を折ってしまった事件。小学校の休憩時間にここでタコが釣れたって仲間からの情報が回ってきたり、ある時には船釣りから戻ってきたおっちゃんが「イナダ持ってくか?」を何本か貰ったこともありました。

身近な海の世界を教わったのもこの場所だったし、よく思えばあの時から変わらずこの場所で教わっているんだなと思うと畏敬の念すら覚えます。この自然に感謝の気持ちを込めて、6/1はthe co.のアジング記念日とします。

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