家族から「アジ釣ってこい」の司令がw

家族で晩ごはんを食べていたら、父親が「明日アジの唐揚げにすっぺ」と言い出したのでアジングに出かけることに。

そうそう都合よくいかないのが釣りなわけですが、ノルマは豆アジ10匹。実は今シーズン一度もアジを持ち帰ってないので、食べるためにアジ釣りするのは久しぶりです。

今日は誰〜も釣りしてないので手前までアジが寄ってきてそうな雰囲気。運良く一投目からヒット。これは明日の唐揚げ決まったかも。

制限時間は限られているので、今日は淡々と釣っていきます。釣り方は特に難しいこともなく表層から10カウントの間にアジが安定的にいるようで、フォールに小さなアクションを加えてあげると反応が良い感じです。水面直下ばかり狙うとバレやすくなるのでちょっと沈めて着実に拾っていきます。

↓キャスト
↓ヒット
↓回収
↓アジバサミでキャッチ
↓素早くハサミでプッツン締め
↓アジを水くみバケツに投入
↓キャスト(繰り返し)

まるでベルトコンベアーの作業のように黙々と上記の作務を繰り返します。時給欲しい。

時間になったので終了。ちゃんと数えてないですが2時間ちょいで50匹以上は釣れました。2回キャストして、1匹以上は釣り上げるペース。たまには数を狙ってやってみるのもいいかもです。

6月後半は釣れすぎず、釣れなすぎずのアジングを満喫。

6月後半はいろんなことがあったのでざざっとまとめます。
まずはご近所シャローですが、ようやくアジが入ってきた様子。ただしサイズが小さい。よく釣れる豆より更に一回り小さいかそれ以下なので、アジングよりサビキ釣りの領域と言った感じ。20cmオーバーが当たり前だった数年前が嘘のようですが、アジングで悪戦苦闘して豆チビをかけるのを楽しめる人には良いかもです。

そいでもって雷の話。雷も鳴っておらず雨も降っていなくても、天候には気をつけないといけないケースがあることを身をもって体験しました。竿を握ってるだけで「パチッ!」っと静電気が発生するんです。初めは衣服の摩擦かと思ったんですが、着替えても「パチッ!」が収まらず、これは雷のサインだと察して納竿しました。詳しい仕組みは分かりませんが、大気が不安定だと雷や雨がなくても空気中に電気が発生し、竿が導電してしまうそうです。結局その日は雷は来なかったんですが、そんなこともあるんだと思っていただければと。近年のアジングロッドはブランクスとグリップがダイレクトなので導電検知能力もアップしてるかもですねw

今年もアジングでイカが釣れました。カマスにしろイカにしろ茨城県北の海もどんどん南洋化していきるように感じてしまいます。

針先を研いでフッキング率が向上するかテストしてみたところ。その時その時小ネタを持ち込んでは楽しんでいます。

マッチ・ザ・ベイトという言葉を聞いたことがあるでしょうか。一言でマッチ・ザ・ベイトと言っても、ベイトとの差異を可能な限り減らす方向なのか、ある特定の要素のみをマッチさせるのかなど、人によって使い方も違うように思います。

マッチ・ザ・ベイトの指標は「餌に寄せれば間違いない」って話でもあるんですが、ルアーの釣りは「必要最小限のエッセンスを抽出する」楽しみでもあるんですよね。もっと言えば、アジにとって餌と認識する条件(または口をつかう条件)はなにかを考えることです。小魚を追いかけて接岸しているグループは巻きの釣りを、常夜灯付近のあまり動かない微生物を捕食しているグループはフォールの釣りを、なんとなく想像してリグを組んだけど、ワームはまぁいつものでいいかってなったりするんですが、これはワームの色や形状より、動きに「餌」となる比重が多いと考えてる結果なわけです。

でようやく本題なんですけど、先日、フォールでは釣れないのに、常夜灯の明暗付近でボイルが出まくっているという状況に遭遇し、ダメ元で巻きの釣りに変えたら途端に釣れる体験をしました。

一体何が起こっているのか海中を観察すると、シラス(またはシラスのような透明な体の稚魚)が水面付近に層となって溜まっており、それをついばむアジが表層50cmぐらいのところをワチャワチャ泳いでいるんですよ。もちろん、この光景自体あまりお目にかかれない状況です。

基本的にはアジのいる層にワームを長く置ければ釣れると思ってるので、表層50cmを狙うならフォールより巻の方が有利だと理解できます。でも、中層まで沈めて巻きの釣りをしても釣れるんです。こうなると自分の中の理屈が合わなくなって来ます。それどころか、アクション&フォールの釣りも激しくアクションした直後にヒットするような状況で、フォールの釣りをすると反応が消えるんですね。

状況から考えてシラスにスイッチが入っているんじゃないか説が急浮上してきたわけです。表層以外にも単体となったシラスを狙っているアジが周辺で待ち構えていると思えば辻褄は合います。

それにしても巻きやアクションを入れる釣りはほとんどやらないので、技術が追いつかない。
頭の中でテトラワークスの萩原徹さんとダイワの渡邉長士さん(お二方はガンガン誘っていく攻撃的なイメージです)をフュージョンしたアジング神を憑依させたつもりで頑張りました。多分、エリア経験のある方ならボコボコ釣れて楽しい状況だったんじゃないかと思います。

アジを猫におすそわけしたら足元にまとわり付かれて気がつけばズボンが毛だらけに。

動く餌と動かない餌をアジが区別しているのは自明としても、餌となる生物をどのように察知し、また行動に変化が生まれるかについては謎が多いですよね。フォール、巻き、アクションの入れ方とベイトとの関係を今まで以上に意識せざるを得ない体験でした。

また「餌」主体でアジの行動を定義してしまいがちですが、個体差やそれ以外の可能性も当然あるわけで様々な視点から照合していくことも忘れないようにしておきたいところです。

大雨の後も似た状況があればまたいろいろ試してみたいと思ってます。

2021年6月中旬の茨城県北アジング。高確率で豆アジの数釣りが楽しめます。

6月に入ってもあちらこちらで良い釣果情報を聞き、また自分でも数釣りを満喫出来ているのでこの調子で今シーズンもアジングを楽しめそうな予感がします。釣れるのは基本豆アジですが、20cmを超える個体も限定的もしくは単発では釣果があるようです。the co.はまだお目にかかっていません。

再度カマスが釣れました。念のため豆アジ釣りに不要なシーガー1.5号をリーダーに使っていましたが、タモ入れと同時にラインブレイク。豆アジ用の軽量ジグヘッドなので、喉奥まで飲み込まれてしまいリーダーをガチガチに噛まれてしまうんですね。目測35cmぐらいあったので、こぐらいのサイズだと2号あったほうがいいのかもしれません。カマスはある程度群れで行動しているようで釣れる時は立て続けにヒットします。

久しぶりのチーバス。抜き上げでバチャバチャって暴れるのは大概この子です。体型からするとヒラではなさそうですが、斑点のないキレイな個体です。

豆アジが沢山釣れるので、もう一度豆用ジグヘッドを検証してみようと思い、とっかえひっかえ試しています。茨城県北エリアで最も釣れやすいであろう12〜15cmのアジを対象に、それぞれの特長がつかめてきたらブログでご報告いたします。

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