中潮の下げアジング。写真で遊んでみる。

今日は日が落ちる頃に満潮からの下げ。中潮で風もほとんどなし。
爆釣はせずとも間違いなく釣れる雰囲気だったので、写真撮影で遊んでみることにしました。
普段はパピソンのチェストライトをONにして、iPhoneで撮っているんですが、これが案外難しい。

右手でアジバサミで掴んだアジとロッドを持つことになるので、左手だけでiPhoneのシャッターを押す必要があるんです。チェストライトだと上向きで撮るのが難しく、光量が足りないとiPhoneのナイトモードが起動し、2秒間じっとしていないといけない。その間アジが暴れるとボケた写真になり失敗します。逆に、光量の当てすぎも白飛びしてしまうので、この辺のさじ加減が難しい。

レフ板などを使って光をやわらかくしてあげるのが理想なのかもしれませんが、iPhone写真アプリを試すなどの方向ではなく、あくまでアナログで行きます。まずはヘッドライトを追加し、チェストライトと2つの光で撮ってみてどのような変化があるかやってみます。

いつもより光量が多い分、ギラギラした感になりました。ヘッドライトが青みがかっているせいか、2つ照射するとレインボーカラーのようになります。

全て異なる個体ですが、やはりギラギラしてしまいますね。直接的な光が強すぎるのかもしれません。
チェストライトのみと比べると、シルエットは綺麗に映るようになったと思います。

試しにメバルもパチリ。こちらはいい感じな気がします。
ライト2つは撮り方によっては面白い効果が出せそうですが、毎回このセットは胃もたれしそうな気がします。アジの写真の撮り方についても、もう少し勉強が必要ですね。
お疲れ様でしたー。

連日ぼちぼちアジングしてます

何年やってもたいした目標はなく、ただぼんやりしたいがためにアジングをする。
何かを掴むためではなくて、何かを手放したくてアジングに出かけているのかもしれない。
飲み屋街の赤ちょうちんに吸い込まれる日本のサラリーマンのように。

今日は1時間に4〜5匹のペース。全てリリースしてしまうので、傍から見れば生粋の釣り好きに見えるかもしれませんが、正直釣りがしたいのかどうかも本人はよく分かっていません。
そのくせ、釣れすぎて仕事っぽくなるのも嫌だし、釣れなすぎてもつまらないんですよね。1時間に数匹釣れるか釣れないかという場所は、平日なら釣り人も少なく、貸し切りになることもあるので、こういう場所がなんだかんだ落ち着きます。

釣れたら写真を撮ったり、アジバサミで掴もうとしてポロリした場合は写真は撮らずリリースたり、一応ブログのことも考えながら、なんとなく、ゆる〜く事が進む。豆サイズのばらしを減らすため、ドラグもゆる〜くセットしているので、20cm程度のアジが来るとドラグがどんどん出されて多少緊張感が出ます。

この子も20cmぐらいあるアベレージサイズの個体。頭の方からアジバサミで挟んでしまったので、写真を反転して載せていますが、背中に噛まれたような傷があります。体に傷を負った個体は結構見かけるんですが、大型のフィッシュイーターに狙われた跡なのかなと思っています。港内の奥まった場所に溜まっているアジに多い気がします。

深夜0時近くなると、アタリもほとんどなくなってきました。
沿岸にポツポツと並んだ建物の光をぼーっと眺めながら
「こんなところで自分、何やってんのかな」
なんて思いながら、この一時がまた最高だったりしますw
今日も一日おつかれさまでした。

2024年の水温から考察する

那珂湊定地水温のデータをグラフに置き換えたものです。
今年の最低水温は12.5度(2/24、3/6の2回)で、冬とは思えない温かさです。
茨城県沿岸は春先になると、黒潮と親潮がぶつかりあい、水温は毎年蓋を開けてみなければ分からない状況になるのですが、ここ数年は親潮の影響がかなり薄くなっているように見えます。

2012年から2024年までの12年間で、那珂湊の最低水温をグラフにまとめると以下のようになります。

最も低かった2014年と今年を比較すると、5.2度の差がありますので海洋生物にとっては大きな違いだと思います。2020年頃から、冬場でもアジが釣れていたので(the co.は寒いのでやってないw)、最低水温が10度ぐらいが年中釣れるか否かの目安になるのかもしれません。

温暖化の影響だと思いますが、千葉県の状況が、2〜3年後の茨城県北の状況に似てくると感じているので、来年〜再来年辺りは今より厳しいかもしれないと予想しています。

現在の茨城県北エリアでは、アジングが出来る場所が限定的なうえ、アジ自体の個体数も減少して、このエリアのアジングは生き残っていけるんでしょうかね?
ただ、釣りを続けているだけで、情報としてだけでなく、海の変化を肌で感じれる体験というのはそうそう得られるものではないと思うので、特別な経験をさせてもらっているなと個人的に感じています。

次ページへ »