釣れやすい潮位は?|第1回 卓上アジング講座

やればやるほどドツボにハマるアジング。ベットの中でふと疑問が湧いてきたり、仕事しながらヒントが脳裏に浮かんだり。正解か不正解かはさておき、トライアンドエラーを繰り返しながら自分なりの答えを見つけていくのも釣りの面白さだと感じています。ふとした疑問、考察を「卓上アジング講座」として気まぐれに更新していきます。

第1回 釣れやすい潮位は?

煽り気味のタイトルですが、アジング情報を追いかけている方なら場所やその他の条件で変わってしまうということは経験的にご存知かも知れません。大潮がいいとか中潮がいいとか、それらは場所によっても変わってしまったり、かといって必ず釣れるわけでもなく、指標の一つに止めておくのが無難なところです。

こと茨城県北エリアでは、上げ止まり、下げ止まりは渋くなる傾向が強く、潮止まりの直前、動き始め直後にバタバタとあたるケースが多いように思います。

で、よくあるタイドグラフをみるとこんな感じの滑らかな曲線で潮位が表示されています。

ですが実際に釣りをしていると、要所要所で急激に水位が上がったり、下がったりしているように感じることがあるんです。より詳細なデータがないか調べたところ、国土交通省、国土地理院のデータを見つけました。ななんと、30秒ごとに潮位を取得しています。茨城県のデータはなかったので、お隣の千葉県の勝浦のデータを抜粋してグラフ化したものを貼り付けておきます。
※取得期間は2019年11月10日、16時〜24時まで

こうしてみると、実際は滑らかな曲線ではなく小刻みに潮位の上げ下げがあることが分かります。特に入り組んだ港湾部や河口域、潮が入り組む場所などは、上のグラフよりもガクンと上がったり下がったりしていても不思議ではありません。潮が大きく動くタイミングでは風が吹き始めたり、風向きが変わったり、海中以外でも変化が生まれるので、これらの異変を見逃さないよう釣りをするようにしています。

「変化のあるところにアジあり」
格言っぽく書いてみましたが、海中に何らかの変化が生まれた瞬間、アジがバイトしてくることが多いんです。潮が変化する場所なんかもそうですよね。それが何故なのかはよく分かりませんが、もしかするとアジにとって捕食しやすい条件になっているのかもしれません。

冷たい風に耐えろ!根性アジング(笑)

連日のように常夜灯周辺を徘徊していますw
今日も風が強くて足場の高いポイントはちと厳しい状況。1.5gのジグヘッドでも操作感がなく、風が弱まる瞬間に上手くバイトを拾えるかどうかという戦いを強いられました。

防寒対策もキメ込んで挑んだんですが、冷たい風をダイレクトに浴び続けているとだんだんと頭が痛くなってくる始末。ってか日曜なのに風と寒さのせいか釣り人はほとんどいません。

夜が深まるにつれ、ショートバイトに変わってきてミスバイトが多発。ジグ単一本勝負が男の王道と誓ったものの、寒さにギブアップして0.6gのジグヘッドに嚙み潰し重りをプラスして釣っちゃいます。

アジは結構いたと思うんですが、ムキになって3時間粘ってこの結果。風のない穏やかな海なら適度な時間でほどよい釣果だと思いますが、鼻水出てくるし運任せのフッキングで晩秋の寒さを肌で感じた今日のアジングでした。

11月のアジは神出鬼没。定番ポイントに縛られず足で稼ぐ茨城県北エリアのアジング。

11月に入ってからというもの常夜灯下といえど「ここでやれば間違いなし!」というポイントが定まらず、あっち行ったりこっち行ったりを繰り返しています(汗)

今年メインで使っているテンリュウのlk582s-lsにバリスティックの1000番で、お手軽に攻められる範囲に限定されるんですが、ラインはYGKの0.25号でもグッドサイズのメバルやセイゴが喰らいついてくるとラインがヘニョヘニョになってしまい、やはり0.3号〜0.4号、ロッドももう少しパワーのあるものが良さげな雰囲気になってきました。さすがにこのサイズになると抜き上げ困難です。

ただ、ジグヘッドは軽量の0.4gが未だ有効な状況があるので外道には目を背けるか、釣れるものは何でも釣って楽しむかの悩ましくも嬉しい2択に迫られる感じ。

春先に顔を出してくれたウミタナゴもヒットしました。ウミタナゴには悪いですが、ヒットして海中から上がってくる様子は鯛に見えて「おおぉ!」って思う分、残念な気持ちになりますよね。ちなみに僕はアジングで鯛を釣ったことは1度もないのですぐにウミタナゴと分かりますw

去年からボーズを喰らい続けたポイントでようやくアジゲットTT
サクレのソルティライチをGET
今年の8月に「釣れてないポイント」の記事を書きましたが、なんとなく立ち寄ってキャストしたら1時間で20匹前後のアジが釣れ、まさかのつ抜け達成してしまいました。万歳(笑)翌日の同じ時間にやってみたものの1匹しか釣れず、神出鬼没さは相変わらずです。

小メバルとは呼べないようなメバルも何匹かヒットして、ゆるーくやっていると根に潜られるぐらいのパワーを備えています。もう少し大きくなったらお持ち帰りできそうです。

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